「自意識過剰だったら、ごめんなさい。でも、迎えに来てくれたり、送ってくれたり、ましてや、キレイだなんて・・・」
かろうじてこらえていた涙が右目から一筋流れた。
そしてあたしは少し声をあらげた。
「そんなことされたら、あたしは期待してしまいます・・・!!お願いですから・・・付き合ってくれる気がまったくないなら・・・自分で仲良くしてくださいって言っておいて、本当に自分勝手ですけど・・・もう、優しくしないでください」
「和泉さん・・・!ちょ・・・」
村井さんの言葉をさえぎって、あたしは口を開いた。
「ごめんなさい、わがままばかりいって、迷惑かけて・・・。もう、あたし村井さんとは仲良くしません・・・新しい恋を、探します・・・」
―――ガタッ―――
「和泉さん!?」
あたしは千円札をテーブルに置いて、走って店を出た。
