あたしの胸で、ひとつ脈打った。
そのとたん何かが壊れ、はじけた。
「村井さん・・・。それは、わざとですか・・・?」
ひざに両手を置き、下を向き村井さんから顔が見えないような姿勢をとり、あたしはゆっくりと聞いた。
「え・・・?」
「村井さんは、あたしがあなたのことを好きだってわかっていて・・・それで、気持ちに応えられなくて・・・。それでも仲良くしてほしい、って私のわがままを聞いてくれてるのかもしれません・・・」
顔は見えなくても、村井さんが困って若干おろおろしてるのはわかる。
「和泉さん・・・?」
「でも・・・。少し・・・度をこしていませんか・・・?」
あたしは涙目で、村井さんをにらみつけるように顔をあげた。
