――――――――――――― 「・・・鈴、鈴起きて」 肩を揺さぶられて、あたしは目を覚ました。 「ん~」 いつの間にか眠ってしまったらしい。 あたしは、小さく伸びをして、目を少しこすった。 「ここどこ~?」 「お前んちの前だよ」 リョウはあきれたような声で言った。 「嘘?!」