「お、元気いいな!今着いたから。出てこれるか?」
「うん!」
あたしは、ベッドからぴょんって飛び降り、すぐ手元にあるハンドバックを手に取り、財布と携帯を確認する。
「じゃ、いってくるね~!」
「いってらっしゃい!迷惑かけないでね~!」
「はあい!」
玄関の向こうにはうっすらと、リョウの車のランプが見えた。
家を飛び出す。
「リョウ!!」
「お。乗って乗って!」
昨日いっぱい電話したこともあって、名前を呼ぶのも、ため口をきくのも、だいぶ慣れてきた。
リョウは、少しダボダボなジーパンにジャンパーをきて、大人な男性って感じで、思わずドキッてしてしまう。
「う、うん!」
