「も、もしもし!!」
少しどもってしまったあたしの声を聞いて立石さんはプッと笑った。
「なにどもってんだよ!てかマジ敬語とかやめてくんねぇ?笑」
「でもいきなりやめろって言われてもぉ~」
「ま、そんなとこも可愛いからいいけどな!」
「な、何を言うんですか!!あたし可愛くないですし!!!」
不覚にも、顔が少し赤くなってしまった。
「ははっ。「立石さん」も、やめてくれな?」
少し声が真面目になった。
「はい・・・じゃなくて、うん」
「はははッそんな感じ。俺のことは、リョウって呼んでな?」
「うん、リ、リョウ・・・」
も~メールなら、どもろうと、なんだろうとごまかせるのに!!
立石さん・・・じゃなくてリョウ意地悪なんだから!!
