―――ヴーーーッ、ヴーーーッ―――
びくっ!!
思ったより早くミカからの返事が来た。
受信BOXを開くのを一瞬ためらう。
・・・意を消して、受信BOXを開いた。
『鈴、ごめん。
謝らなきゃいけないのはあたしのほう。
今日あんな偉そうなこと言っておいて・・・。
あたし、ほかの学校に彼氏がいるの。
カイトカイトって言っておいて、好きでいることに疲れて、告白されたのをきっかけに付き合ってしまったの。
ほんとはカイトが好きなのに。
鈴、鈴もそうだったんでしょう?
今はちゃんと立石さんを想えてる鈴だけど、あたしには無理。
やっぱりカイトが好きみたい。
でも、別れることもできない。
一生懸命思ってくれてることがわかるから、あたしもそれに応えようって。
・・・なんかうちらって似てるよね!!
他人からみれば最低な二人。
でも、ほかの人になんて、わかるわけない。
うちらだからこそわかる気持ち。
これからも分かち合っていきたい。
あたしは、これから先も鈴が出した結論なら、怒ることも、いらいらすることもあるかもしれないけど、わかっていきたい。
たぶん今回も、似てるうちらだから、あたしは鈴にいらいらしたんだと思う。
今日は、ひどいこと言ってごめん・・・。』
