―――プルルルルル、プルルルルルル―――
耳元で響く機械音。
それは数秒もたたないうちに人の声に変わった。
「はい、ありがとうございます。○●レストランでございます」
「すいません、バイト募集してると聞いてお電話したんですけど・・・」
「アルバイトで?ありがとうございます。それではいくつか質問に答えていただきますが、今お時間よろしいですか?」
「はい、大丈夫です」
「週何日でれますか?」
「年齢は?」
「出れるとしたら学校帰り?」
「土日は?」
―――ピッ―――
質問に答え終わり、あたしは電話を切った。
あさって、面接と決まった。
