じ…じじくさいだとぅ!?
このクソガキがぁ!!
「お前なぁ」
「…気持ちわるっ!あたし味噌汁嫌い」
鬼頭は顔を青くして、背けた。
「じゃぁ食うな」
最近のガキャ。なんて我侭なんだよ!
水月もよくこんな女と付き合ってるわ。
鬼頭は口を覆ったまま、無言で部屋を出て行った。
怒ったのか?まぁ俺には関係ないけど。
バン!
勢い良くトイレのドアが開く音がした。
おいおいおい…吐くほど嫌いなのか?
ちょっと様子を見るつもりで、放っておいたけど、鬼頭はなかなか帰ってこなかった。
「ったく!世話が焼ける。おいっ、大丈夫か?」
様子を見にトイレへ行くと、水を流す音がして顔を真っ青にして鬼頭がトイレから出てきた。



