中川先生へ。


こんにちは。
いきなり手紙書いてごめんなさい。
でも今どうしても、中川先生に伝えたい事があって…。
長いけど呼んでほしいです。
伝えるか迷いました。
どうか中川先生としてじゃなく、中川絢哉として聞いて下さい。
中川先生が好きです。
もちろん初めは諦めようとしました。
だって私…きっとおかしいから。
世間や親は認めてくれないだろうから。
こんな事思ってたら、中川先生に嫌われそうで怖かったから。
もちろん中川先生の為を思えば、伝えるべきじゃないって…思いました。
きっと中川先生にとって、こんなの喜ばしい事ではないでしょう。
中川先生にとって、私は沢山いる生徒の中の一人にすぎないでしょう。
だけど中川先生は私にとって"先生"だけじゃなかったんです。
中川先生の事を"中川先生"としても"中川絢哉"としても、こんなに好きになった事…
どうしても知ってもらいたかったんです。
自分勝手だって分かってます。
先生はこんな事になるなら、私と出会いたくなかったって…後悔しますか?
私はしないです。
先生とこうして出会えた事を。
こうして出会えたから今があるって…。
きっと先生と生徒じゃなければ、大人と子供じゃなければ、こんな風になってなかったから。
先生はどう思ってますか?
先生の事何も知らない。
何も分かってないですね。
でもだからこそもっと知りたいし、分かりたいって思うんです。
先生さえよければ付き合いたいです。
もちろん今は無理って分かってます。
3年後…。
すごく長いけど、先生が待っててくれるなら、私も中川先生と自分を信じて3年過ごす自信あります。
でも…駄目だと思うなら、最後に1つ我が儘を聞いてほしいです。
どうか嫌いになったりしないで下さい。
幻滅したり…しないで下さい。
私、中川先生が思ってたような子じゃなくなったかもしれません。
でも…。
我が儘はごめんなさい。
でも…できるなら中川先生の本当の気持ち知りたいです。
だから…教えて下さい。
ごめんなさい。

3月28日 相原美佳


先生…私先生を好きになって、良かったなって思うんです。
沢山悩んだ。沢山泣いた。
だけど沢山笑った。
沢山幸せがあった。
きっと中川先生じゃなきゃ駄目だった。
先生ありがとう…。
先生大好きです。