「ここには俺の味方はいないのか…?」

雷右がメソメソしながら言っていた。


スキンヘッドで
メソメソされても
同情しよーがないから。

と夏愛は思ったのだった。


「夏愛。」

と雷左に呼ばれた。


「ん?何?」

夏愛が答えると

「ここが今日からお前が暮らす場所だ。」


そう言われて
雷左が見ている方を
見ると……