[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~

私は何時間その場に立ち尽くしていたのだろう。


パッと部屋の電気が点いた。



「夏愛?どうした?玄関に居ねぇから心配した。」


「あ…ごめんね…ちょっと体調が悪くて…」


咄嗟についた嘘。


「大丈夫か?今日はもう休め。」


「うん…ごめんね。」


私は頭の中がめちゃくちゃだった。


明日からはちゃんと龍司と接っしなきゃ…

私は眠りについた。


写真は私の部屋の引き出しに入れて…