[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~

「うん…2人ともすっごいカッコイイね!ビックリしちゃった!あんたたち案外いい奴ね。」

私はそう言って微笑んだ。


雷右と雷左は何故か
頬を赤くしていた。

「どーしたの?」って聞くと「「何でもねぇ」」って声を揃えて言う2人。


キョトンとしていると
雷右が「うわぁ、無自覚かよ。信じらんねぇ…。」と言った。

雷左も「うん、こーいうタイプが1番立ち悪いんだよな。」と言った。


私は訳が分からず
2人の顔を交互に見ていた。