[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~

「オラァ!立てや!!!それで終わった思ってんじゃねぇだろーなぁ!!!」


龍司さんは馬乗りになって男を殴り続けた。



私は見てられなかった。


「…めて…もうやめて!!!」


私の声が聞こえたのか殴る手を止めた。


「もう十分…それ以上手を汚さないで…」



龍司さんの右手は赤く染まっていた。


「夏愛…」


「それ以上殴っちゃその人死んじゃうよ。」


私は龍司さんに近づいた。



「もう十分だから。龍司さんありがとう。」