[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~

神山組の門の前で車が止まった。



「夏愛左手出せ。」


私は言う通りに左手を出した。

そして左手の薬指にヒンヤリとした物な触れた。



「これ…」


それはさっきの指輪だった。



そしてその指輪は龍司さんの左手の薬指にもはめられていた。

「龍司さんそれ…」


「あ?俺以外に誰がはめんだよ。」


と笑われた。