[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~

「もう一度言ってみろやぁ…沙璃がいろんな男たぶらかして来ただと…?冗談もいい加減にしろや!!!ゴラァァ!!!」


俺は咄嗟に麻那の
胸倉に掴み掛かった。


麻那は本気で怯えたようで


「ヒッ…ご…ごめ…んなさい…。」

と謝った。


「沙璃をテメェと一緒にすんじゃねぇよ!!!」


麻那に殴り掛かろうとした瞬間、沙璃に止められた。