[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~

これで離れる…と思ってた。


だが麻那は抱き着いていた手に力を込めたのだ。


沙璃の眉間にみるみる
皺が寄っている。

「だ…だって!好きなんだもん!!!」


麻那は大声で言った。