[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~

「だって嬉しいんだもん。龍司さんが妬きもちやいてくれてるのが。」



夏愛は腰にある龍司の手に自分の手を添えて微笑みながら言った。


龍司は夏愛のその態度に
組員たちが居るのにも
関わらず頬に優しく
キスをした。



その瞬間夏愛の顔が
トマトのように赤くなった。