[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~

「夏愛…お前の居場所はここだ。ずっとここに居ろ。俺が絶対お前を守ってやるから…一緒に居てやるから…」


夏愛はその言葉に安心したような顔でコクンと頷いた。


「じゃあ飯作らせるように言ってくるから…」

そう言って龍司が
部屋から出て行こうとしたら夏愛が


「私も行ったらダメですか…?」

と聞いてきた。