[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~

「そーだった!入学式で男子がめっちゃ可愛い子が入学してきた!って騒いでた!」

私が言うと

「沙璃ほって置いていいん?取られるでー?」

良人がケラケラと
笑って言うと

「李久が簡単にホイホイ行くよーな奴なら1年も続いてないわよ。」

沙璃は凛とした言葉で
しっかりと言い切った。


私は沙璃を尊敬した。

本当に李久のことを信じてるんだなとそう思った。

李久たちの方を見ると
麻那と言う女は何かを叫んで李久に抱き着いた。