佐久間修哉の白い腕が伸びてきて私を捕まえた。

「ひゃっ!!」

強く引っ張られたせいで

バランスを崩した

しかも倒れた先は‥

佐久間修哉の胸元!?

そして背中に回される腕‥

わ、私抱かれてる?

い、意外と固い‥

逃げようとしてもびくともしない。

何かほっとしちゃう‥

今までのイライラを全部なくしてくれる感じ。

はぁ…

って!

何してんのよ私!!

「ちょ、離してください!!」

「いやだ。」

は?何考えてんのよこの男!!

「だから離してください!!」

「じゃあ、俺の事修哉って呼んでくれたらいいよ、優奈」

ゆ、優奈!?

何、勝手に人の名前呼び捨てにしてんの?

「俺は一応お前の彼氏だからな。」

なっ!!

「ま、まだ認めてません!!」

「でも、お前はもう俺のモノ。」

はあ?意味わかんない…

人をモノ扱い?

ふざけないで

て、いうか

私の今の状況ヤバいよね?