「ほらあの子よ。」

「ああ、あの修哉様と一緒に入学式に来た人ね」

「意味わかんない」

そんな会話が私の周りに飛び交う。

ホントに嫌になってくる…

逃げようかな‥

「加奈、ちょっと‥」

「どした?」

「ちょっと…保健室に…」

「え?どこか調子悪いの?」

加奈は心配してくれた。

「ちょっと頭痛くて‥」

「そう。じゃあ送っていくよ。」

「ありがとう。」

加奈、ごめんね。

嘘ついちゃった。

本当にゴメン。

私は保健室に行った。

でも先生はいなかった。

とりあえずベットで寝とこ。

シャー

「ギャーー!!」

開けるとそこには‥

佐久間修哉!

「ん。何だよ。」

「な、何でここにいるのよ!?」

しかも上半身裸!!

カァーーーーーッ

「お前って積極的だな。」

!?

「せ、積極的って‥何がよ!?」

「俺を見た途端真っ赤になって‥誘ってんの?」

誘ってる?何が?

「あのぅ、よく意味が‥」

「じゃあいいよ別に」

「し、失礼しました…。」