大金持ちと貧乏娘

グイッ

私の腰に腕を回して引き寄せた。

「この通りです。」

バフっ

わたしの頭の中が真っ白‥

でも絶対顔は赤いよね?

この状態はつらいなぁ‥

アイツの手が私の背中で上下に動く。

どんどん下に降りてきて‥

!?

今どこ触ってる‥!?

(# ゚Д゚)

お、お尻だよね!?

でも今声を上げる訳にはいかないし‥

くっ‥‥

ほんの数秒がすごく長く感じた。

もちろん私達に注目している人たちの目は

点で固まっていた。


あとから怖いなぁ‥


委員を決めるときも

私は上の空だった。

「美化委員の立候補いるかー?」

この一言で現実に引き戻された。

「はい!!」

「じゃあお前な。」

あと男子だっけ?

誰なんだろ‥

「だりぃよなー」

そう。

この係は結構大変らしい。

教室の掃除と花の水やりなど

たくさん仕事があるみたい。

「じゃあやります。」