さてさて、小説とはとても便利なものだ。
もうすでに次の日であり、昼休みだ。
お昼はお弁当。きちんと作りましたよ!
大和たちのも作ったんだよ。いやー朝から大変でした。
でもさ、やっぱりお弁当の方がいいよね!
なんか暖かいかんじがするもん。
……と、ここでわたくしは優雅にそして、クラスの人たちに空気扱いされながらもくもくとご飯を食べるはずだった。
そう。
はずだった。
こいつらに邪魔さえされなければ!!
「あの、なんですかね?人のお弁当時間邪魔して。なんなんですか?」
爽「いえね。昨日の話の続きがした……ゴホンッ。いえ、あなたが一人寂しく食べていたので一人では味気ないと思い、お誘いしただけですよ?邪魔だなんてとんでもない(笑)」
おうおう。爽やかな笑顔で返してくるね。
その目。笑ってねぇーよ。やるなら徹底的に隠せよ。
目すら笑わせろ。笑わせないときとさせるとき、きちんと分けなきゃね。
もっとうまくやらなきゃ(笑)
「そうですか?しかし、それには及びませんよ。一人でじっくり食べるのが好きなんですよ私。ご心配ありがとうございました。それだけなら失礼させて頂いてもよろしいですか?」
お互いに目をそらさずニコニコ。
それを見守る人たち。
無言の攻防。
そんなことしながら考えることは……
「(お腹空いた……)」


