なかなか唇を離してくれない尋人は、太ももにあった手を少しずつ上に滑らせてくる。
「んんっ!!ん、んん〜〜っ!!!」
訴えても関係ないって顔して、深めてくるキスにあたしはいろんな意味で死にそうになる。
こりゃマジで死ぬ…!!
酸素が足りませんって、脳から警報がきてるのに!!!
「ぷはっ」
限界、って思った瞬間尋人の唇が離れた。
肩で息をするあたしに、尋人は「大袈裟」と笑う。
あぁん!?こんにゃろ、おい!!!
何が大袈裟だって!?全然大袈裟なんかじゃないですけどね!!!マジでヤバかったんですけど!?