絶対暴走しちゃいかん。と思ったあたしは、お酒をチビチビと飲んでる。


その反対に元からお酒に強い大輔は、人の気も知らずにいい飲みっぷりで…。


「そんなに睨むなよ」

「だってムカつく」

「舞那も飲めばいいじゃん」

「ふんっ」

そっぽを向いたあたしの耳に聞こえる、クスクスと笑う大輔の笑い声。


ダメ。今ここでヤケになったらダメ。

落ち着けあたし!!


深呼吸をして気を取り直した。