それから数日後も同じように、2人で何枚もの書類やらモデルを見てああだ、こうだと仕事していた。

窓の外が暗くなり、あちこちのビルから光が出始めた頃。


「じゃあ今日はここまで」

「うん。お疲れ様」

そう笑顔を向けると、


「このあと空いてる?」

あたしの何倍もの優しい笑顔を向けてきた。


「空いてるけど…?」

「飲み、行かないか?」

「あたし…、変わってないよ?」