でも、彼は助けてくれた。 物語は、また変わってしまった。 私が消えて、また物語が、彼と彼女の物語が始まるはずだった。 私は、消えなかった。 物語は続いていき、彼女のものだったころのものとは全く違った方向に動き出していた。 彼女の憎しみや怒りを止めることはできない。