掲示板のところには人が溢れていて、とても見られる状況ではなかった。

「あちゃー、来るの遅すぎたか。全然見えない。」


「もうちょっと待ってよう。」


と2人で話していると、後ろから声がする。


「双子!おはよ。」


振り返ると、


「絵里〜!!おはよー!!」


同じ中学出身の親友、

水野絵里(ミズノエリ)が手招きしている。


わたしはかけよって絵里に抱きつく。


「絵里〜そう言えば同じ高校だったよね。嬉しくてどうしよう。」


「そう言えばって、昨日まで会ってたでしょ。全く。それよりあっちにみんないるから。クラス分けも、あんたらの分も見といたよ。」


「ほんと?さすが絵里ちゃん!すき!」


「まぁね。真那も!早くみんなのとこいこ。」


「うん。絵里ありがと。」