あるところに1人の女の子がいました


その女の子はアリスという名前で、本が好きでいつも読んでいました

今日も庭の木陰で読書中




「大変だー。大変だー。」

そこを時計を気にした二足歩行の白いウサギが棒読みで喋りながら走って行きます

その際、気付けと言わんばかりにアリスをチラチラと見てきます



アリスはそのやたらと自己主張の強いウサギを目で追います


そのうちウサギは見えなくなってしまいました



するとアリスはまた本に目を落としました


(ウサギを追いかけるなんてめんどくさいわ。)



アリスはめんどくさがりっ娘だったのです