片色恋愛




手をあげて寂しい背中を見せる


『パタン』

閉まるドア



「斗真のばぁかっ!!」



男だったらスキな人守りなさいよ!!


怒り絶好調の私。



「いいですよー。私が可愛い、可愛い、羅音を幸せにするんだもん。」


ついつい独り言




でも、何で真央と付き合ったの??


断ることだって出来たはず…



まだ、私何も知らなかったね。


あんたはあんたなりに羅音のこと守ってたんだね。