写真立ての記憶

和也side

あいつ、本当に大丈夫だろうか・・・。

心配するなとは言われたが、

どうも引っかかってしょうがない。

中野って女、何かたくらんでる気がする。

一応、様子だけでも見に行ってくるか。



「おーい、桃井?」

おかしい。ここにいるはずなんだけど、

返事がない・・・・。

その時、

「きゃあ!!」

「・・・・!?桃井??どこだ桃井!」

確か、声はこの倉庫の中からだ。

俺は勢いよくドアを開けた。

そこには、服を破り捨てられ、

男共に囲まれている桃井の姿があった。