ある学校の日――――― あたし、〈道長朋〉は今 親友の〈中山彩〉と一緒に昼食を食べていた。 「ねぇ、朋!最近、愁君とどうなのよ?」 彩が、玉子焼きを口に放り込みながら聞いて来た。 「んーーーなんも進展なーい」 愁っていうのは、チャラくて、女たらしの男。 一応あたしの彼氏でもある。