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「普通あたしがこっちでしょ?!」

「なんでだよ俺のなんだから

俺がこっちだろ?!」

「大人なのに、譲ってくれないんだ~?」

「なんだと・・・?!」


今、何を巡って争っているかお分かりだろうか。


「か弱い女子高生を寒い床の上に寝かせるなんて・・・」

「俺のベットだ!!!俺が使って何が悪い!!!」


そう。ベット、だ。


「・・・大人げな・・・」

「おいッ!!!聞こえてんぞ!!!

ちっちゃく言ったつもりでも聞こえてんぞ!!!」

「聞こえたんならそうじゃない

態度を取ってもいいんじゃなーい?」

「ああ?!」

「23のくせに・・・」

「なんだt「立派な大人のくせに・・・」

「・・・」

「あたしより6つも年上のくせに・・・」

「・・・ん?"6つ"・・・?」

「え?うん」

「お前、計算間違えてないか」

「は?なんで」

「だってお前高3だろ。5つじゃねぇか」

「違うし。あたし高2だし」

「マジか」

「マジだ」

「マジか」

「マジマジだ」

「マジか」

「大マジだ」