「うん、黒川くんと」 そう言うと、柳瀬くんは「やっぱそうか」って言って笑う。 「じゃ、デートの邪魔しちまうから帰るわ」 そう言って、柳瀬くんは何も買わないで帰っていった。 ……妹さんのプレゼントはいいのかな? そんなこと考えながら、お店のドアをみていたら―― 「今の誰?」 いつの間にか、すぐ後ろに黒川くんが居た。 少し眉が寄っている。 「今のは同じクラスの柳瀬くん。 隣の席なの」 「……へぇ」