クロネコ彼氏




「平気?」


「えっ」



若干パニックになってるわたしに声をかけたのは


もちろん、黒川くん。



と、いうより……


わたし、黒川くんに抱き抱えられてる状況なんですけど!



何この状況~っ!




「あああ、あのっ、黒川くん!」


「ダメ」


「いや、まだ何も言ってないですからね!?」



つい、ツッコミを入れてしまうわたし。


そして、そのツッコミに無言になる黒川くん。



あ、気まずい…。