「ありがと、助かった~」 「いえいえ、じゃあ、これで」 あたしは下駄箱に向かった 「ねぇ、よかったらカラオケまで送ろうか?このあと急ぐこともないし」 「え、いいですよ」 「いや、遠慮しないで、ここで待ってるから」 「あ~、はい、ありがとうございます」 あたしは心のどこかに嬉しさを秘めて下駄箱に向かった