私は、急いで制服に着替えて
背中の真ん中まである長い髪を
束ねた。


初日だから、可愛くしようと思ったけど
そんな時間ないよ~!


私は鏡の前に立って自分を見た。


「うん!大丈夫だ!」


リビングに行くと、お母さんが朝ご飯を
作ってたけど......


時間がないから心の中で
“お母さんゴメンね"と言って家を出た。


家の門を出た瞬間、前が見えなかった。


何かにぶつかった感覚だった。


顔を上げると・・・・


「キ、キレイ.........」