「…………………」


フワッ
肩に何かかけられた
感触で目を覚ます



「……………あ…」


あたしに自分の上着を
かけようとしている
ウルと目があった


「………起きたの?
随分寝てたみたいだけど」


ウルの言葉に
優衣は窓の外を見つめる



「真っ暗!!
ウルもしかしてずっと
待っててくれた?」


優衣の言葉に
ウルは頷く


「………仕事だから」


そう言って上着を
優衣にかけた