「…わっ…きゃっ!?」

ドスンッ


優衣は木の根に足をとられ
尻餅をついた


背には木…
前には化け物


「…絶対…絶命……?」


優衣は目に涙を溜めて
奇妙な化け物を見つめる


そして一体の化け物が
優衣に飛び掛かった


「……っ!!!」


優衣は強く目を閉じた