天秤の鏡界


《…わかりません…
でも…私が導き出した
結果…あなたが映った…》

少女の言葉に
優衣は首を傾げる


「…導いた……?」


《私は…天秤の導者…
祈り…の天秤…を扱える
物を導く…者です……》



という事は…
彼女があたしを
導いて此処にいるって事…?



「あたしはあなたに
呼ばれて此処に…?」


優衣の言葉に
少女は頷く