天秤の鏡界



その視線を追うと…


「…えっ…………」


黒い耳を生やした
狼男…ウルがいた


「あなたを心配して
来たようよ?」

「あたし…を…?」


信じられない…
ウルがあたしの心配を…?


「騎士様が何処の誰かも
知らない私を警戒して
いるようね」



ふふっと笑って
アルテミス様は
あたしから体を離す