天秤の鏡界



あたしの事なんか…
視界にすら入ってないんだ…


ーズキンッ

あれ?
なんだろう…
胸が痛いや……


「ネル以外の主なんて
認めませんから」


最後に一言、
ウルはそう言った


「……別に……
ウルに認められたい
なんて思ってない!!」

「…なら他の人間を
選べばいいよ」


ウルは無表情で
そう言った


「…本当に……
選んでいいの…?」


声が震える…
…あたし、ウル以外の
人選んでいいの?