天秤の鏡界



「そう。だったら
他何て見てないで
俺だけ見てれば?」


そう言ってあたしの
手を引いた


「…うん!!
ありがとう…ウル…」


皆に聞こえないように
小さな声でウルの背中に
お礼を言った




「優衣、こちらへ」


ネルが笑顔であたしを
手招きする