朝。


いつものように総司を起こして、いつものように顔面殴られて、いつものように学校へ向かう。




「おっはよー!!」


いつものように思いっきり教室の戸を開く。



「おはよう、智咲ちゃん。」


「おはよ。ち、智咲ちゃん・・・!」


「お姉ちゃん!おはよおお!」


「おはよぉぉぉぉ!!」


かわいらしい女の子3人組のもとへダッシュで駆け寄り、抱きつく。


「ああ!いつもかわいいなぁ!」


「ちょ、智咲ちゃん苦しい・・・。」


「何すんのよ!苦しいじゃないの」


「お姉ちゃんいい匂いする。私をお姉ちゃんの匂いで包み込んでよ。」



「可愛いっ!私レズになってしまいそう!」


「お姉ちゃんのためなら私もなる!」


女の子たちにほお擦り。やわらかい!




スコーーン



頭にチョークがヒット。



「いたっ!誰だこんなのした奴!!」


「はい!」


平助勢いよく挙手。


「またかよォォォォ?!
同じこと何回もしなくていいから!本当困る!!」


「わざと。」


「もういいからああああ!!」



床に落ちたチョークを平助に投げつける。


避けられた。



畜生腕あげたな。