抱きつこうとしてくるすぅちゃんをひっぺがし、総司に抱きつこうとして引っぺがされる。


「あっ!!」


床にたたきつけられて、姑に卵ぶっかけられた嫁みたいなポーズをとる。




「うぅ・・・っ!ひどい!あなたとの既成事実はどうしてくれるの・・・」


「そんなのしったこっちゃありませんよ。」


「よくそんなこといえるわね!酷いわ・・・あなたとの子供はどう責任とってくれるのよ・・・!」


「堕ろしてください。」


「悪魔!鬼!あなたとの夜は忘れないんだから!」




「おいなにやってんだ。昼ドラも大概にしとけよ。」


しんぱっちーがあきれている。
私は立ち上がってスカートについたほこりを振り払う。



「題名は『渦巻く女たちの愛憎のドラマ』だよ。」


「ねぇよそんなもん!!総司も悪乗りすんな!」


「違いますよ?私はただ言い返していただけです。悪乗りしたのは智咲さんです!私は浮気した男役になりきっただけです!!」


「それが悪乗りっつぅんだよ!!つか胸張って言うことじゃねぇぇ!!」



「しんぱっちーも昼ドラする?」


「誰がするか!!!」



私の差し出された手をしんぱっちーは振り払う。

畜生、力入れたな。手がジンジンする。



「そういえば、平助の姿が見当たらないんだけど。」


「ん?平助なら、机で寝てるぞ。」



しんぱっちーが平助の机を指差す。




あれ・・・寝てるっつぅか・・・死んでね?




あれ?後ろで鎌もってるやつ、死神じゃね?



あれ、なんかオーラが暗くね?