「バケモンか?!あいつ!」


「あーーー」



ドゴッ



「ぎゃあああああ!」



智咲の回し蹴りが、丁度平助の真上を通過した。

側の柱が智咲の足の餌食となり、ヒビが入り、そしてどんどんめり込んでいく。



「あの柱、コンクリートですよね?」


「当たり前だ。」