「土方先輩・・・ッ!!土方先輩土方先輩土方先輩土方先輩土方先輩土方先輩土方先輩!!!!!!」


幽霊は狂ったようにつぶやき、傍にいた智咲へと近づいていく。



「え・・・!?ちょ、うぎゃああああああ!!!」



幽霊は智咲に近づいたかと思うと、姿をけし・・・そのまま智咲が倒れた。



「智咲さん!?大丈夫ですか?!」



総司が智咲の傍へ駆け寄る。が、智咲は総司の手を振り払い、ゆっくりと立ち上がった。
足取りはおぼつかなく、まるで蘇ったゾンビの様だ。



「あ・・・ッひ、ひじかたせんぱぁ・・・ッ」



「んだ。智咲なのか、コイツ」



土方が智咲を指さして近くにいた平助に問う。



「え・・・さぁ?」





平助は首を傾げることしかできず、曖昧な答えを出した。