「そういえばここ何処だ・・・?」



「今更ですか。」



私は、布団で寝ていて、隣には平助が白目を剥いて気絶。


なんか和風の部屋。もちろん畳。



「土方先生無理やり叩き起こして旅館の人に運んでもらいました。」


「いや、土方先生起こす必要あった?」


「土方先生を叩き起こすのは楽しいですから。」


「そんなことできるの総司だけだと思う。」



土方先生に同情します。



「それで女の人の幽霊について旅館の人に聞いたんですよ。そしたら、

『昔ここのオーナーの女の人が、ヲタクだったんですよ。特に初○ミクを猛烈に愛していて・・・。ある日どうがんばっても初○ミクに逢えないと知って・・・自殺したんですよ。最後の言葉が、「高校生のリア充氏ね」だそうです。だから多分そのオーナーだと思います』

って言ってましたよ」


「・・・ただの逆恨みじゃないっすか。」


「ですよねー。ここの押入れにもあるらしいですよ。ミックミクフィギュア。」


そういって総司は押入れの襖をあけた。




押入れの中にはあふれんばかりのミックミクフィギュア。中には黄色の双子もいます。ネギも入ってました。



「・・・もうあれですよ、どうしようもないね。」


「ですよねー。」