蓮「何って、キス」
「そんなこと…」
蓮は立ち上がり、続けた。
蓮「元、総長だった女の唇を確かめたくて?」
「なっ………」
蓮「ね?
深紅?」
「……っ……」
ばれてるとは微塵も思ってなかった。
「どうして、知っているの?」
蓮「俺に、知らないことはない。」
得意そうなその目を、睨む。
蓮「睨んだら可愛い顔が台なしだよ、
深紅ちゃん」
「やめてよ、その言い方!
あたしはもう、深紅じゃない!」
蓮「そうそう。
良いこと教えてあげる」
蓮は不敵な笑みを浮かべ、
言った。
「ガーネットはもうすぐ、
死滅する」

