――――……



チャイムが鳴り、昼休み。


まのんはパンを買うため、
食堂に向かっていた。




「ねぇ、さっきから何?」


まのんは後ろを振り向いた。


棗と律がいる。


「ストーカー?」


棗は律の背中を思いっきり押した。


律「えっ、俺!?」


棗が目で合図すると、律が口を開いた。



律「ご、ご飯、一緒に食べようよ!」



「なんで?」



律「なんでか!?えっと…」


棗「まのんちゃん。
 昼はコイツに頼んで先に屋上行こ!」


「あっ、買ってきてくれる?」



律「なんで俺が…」


「じゃあ、メロンパンといちご牛乳」


律「甘!!」


「うるせぇ」


律「はい!!すみません、行ってきます」


律はまのんからお金をもらい、サーっと逃げるように走って行った。